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STRENGTH

MITANIの強み

三谷製作所は、広島・尾道で100年以上ものづくりを続けてきた
「長尺シャフト・特殊ねじ・大型部品」のプロフェッショナルです。

最新の生産管理システムや大型設備を備えながらも、最後の品質を決めるのはあくまで“人の手”。
職人の技術とDXを組み合わせた、三谷製作所ならではの強みをご紹介します。

三谷製作所が選ばれ続ける理由

三谷製作所の強みは、一言でいえば「長尺シャフト・特殊ねじ・大型部品に、人と技術と仕組みで本気で向き合っている会社」であることです。長さ10mクラスの長尺シャフトや大径部品を高い精度で加工できる設備と、難しい加工に挑み続けてきた職人たちの技術があります。お客様からいただいた図面を単に形にするのではなく、その部品がどのような設備で、どのような環境で使われるのかまで含めて考えるのが三谷製作所のスタンスです。そのために、材料調達から加工、熱処理、メッキ、研磨、検査までを見越したものづくりの体制を整えています。

さらに、生産管理システム「TECHS-BK」とスケジューラ「Seiryu(セイリュウ)」によって、工程や進捗を“見える化”することで、職人の技術を支える裏側の仕組みも磨いてきました。根っこには「会社が人を育て、人が会社を創る」という考え方があり、人づくりと技術継承に力を注いでいます。そうした積み重ねの先に、「三谷製作所に任せて正解だった」と言っていただける会社でありたい、という想いがあります。

長尺・大型シャフト加工に圧倒的な強み

三谷製作所の中核となるのが、長尺・大型シャフトの加工技術です。目安として、径はおよそ1メートル、長さは10メートル、重量は10トン程度の大物まで対応できる設備とノウハウを備えています。製鉄所で使われるラインシャフト、排水設備のポンプシャフト、発電機の発電機軸といった大型シャフトは、どれも精度と信頼性が求められる重要な部品です。長尺加工では「たわみ」や「振れ」、「歪み」といった長物特有の課題がつきまといますが、三谷製作所では機械ごとの剛性の違いや、振れ止めの受け方、チャッキング方法など、条件出しを丁寧に行いながら、安定した加工を実現してきました。

長年の経験の中で、「どの機械に、どの条件で、どの治具を使えばよいか」という知見が職人たちの中に蓄積されています。「シャフトのことで困ったら、まず三谷に相談してみよう」と思っていただけるような、シャフト加工に強い会社であり続けたいと考えています。

特殊ねじ・大型ねじ加工のスペシャル技術

三谷製作所を語る上で欠かせないのが、特殊ねじ・大型ねじの加工技術です。なかでも、高圧環境で使われる「のこ歯ねじ」のような特殊形状のねじは、図面通りに削るだけではなく、そのねじがどのような圧力環境で、どの程度の当たりを持って締まるべきか、といったところまで踏み込んで考える必要があります。ピッチ誤差や累積ピッチ誤差、当たり面精度など、数字で説明できる部分はもちろんありますが、その裏側には長年の経験から生まれた感覚的な判断も多く含まれています。トップページで象徴的に使っている超大型のねじも、数年に一度あるかないかの難しい案件です。それでもあえてそうした仕事に挑んできたこと自体が、三谷製作所の技術力と姿勢を物語っています。「こんなねじ、どこに頼めばいいかわからない」という案件こそ、三谷製作所にとっては腕の見せどころです。

幅広い業種に対応してきた実績

三谷製作所が手がける仕事のおよそ半分は、製鉄・鉄鋼設備向けの部品です。JFEスチールをはじめとした製鉄関連の設備シャフトやロールなど、長年にわたり多くの部品を任せていただいてきました。一方で、製鉄以外の分野にも幅広く関わっています。発電所向けの回転部品や、ポンプ・水門・水処理設備、破砕機やプレス機といった産業機械、造船や鉄道関連設備、自動車そのものではなく自動車をつくるための生産設備の部品、食品製造機械や医薬品製造設備の部品など、その範囲は非常に多岐にわたります。航空機や原子力といった一部の分野を除けば、何かしらの形でほとんどの業界に関わってきたという感覚に近いかもしれません。

毎年およそ100社と取引があり、そのうち10〜20社は新規のお客様です。毎年新しいご縁をいただきながら、多様な業界の部品をつくり続けていること自体が、三谷製作所の大きな強みです。これまでにお取引いただいた企業は累計で1,000社を超えています。

20年以上の図面・加工データが支える“呼び起こし”対応力

三谷製作所には、これまでに手がけてきた多くの案件に関する図面や加工データが、20年以上にわたって蓄積されています。図面だけでなく、加工条件や段取りの写真といった情報も含めて記録し、必要に応じて活用できるようにしています。「数年前に作った部品と同じものをもう一度作ってほしい」「10年前の設備部品の交換が必要になった」といったご相談に応えられるのは、こうしたデータと記憶を大切に扱ってきたからです。もちろん、機密保持契約が結ばれている案件では、納品後にデータの削除を求められる場合もあります。その場合は契約内容に従い、消すべき情報はきちんと削除し、残すべきものだけを資産として活用しています。数え切れないほど多くのお客様と取引をしてきたこと、その中で蓄積した図面と加工データ、そして現場の経験。これらが組み合わさることで、「呼び起こし」にも強い加工パートナーとしてお役に立てると考えています。

一貫生産体制と協力企業ネットワーク

三谷製作所は、自社内に大型旋盤、五面加工機、研磨機などさまざまな工作機械を備え、材料調達から最終検査・出荷までを見据えた一貫したものづくりを行っています。粗加工、中仕上げ、仕上げ、研磨といった各工程を社内でつなぎながら、品質と納期のバランスを取りつつ部品を仕上げていきます。一方で、熱処理や深穴加工(BTA)、メッキ処理などの表面処理、肉盛り溶接、製缶といった工程は、信頼できる協力企業と連携して対応しています。長年一緒に仕事をしてきたパートナー企業と力を合わせることで、お客様から見れば窓口は三谷製作所ひとつでありながら、材料調達から表面処理、最終検査までを含んだ部品製作が可能になっています。

一社だけですべてを抱え込むのではなく、地域の企業とともに「チームとしての一貫体制」をつくること。それもまた、尾道の三谷製作所ならではの強みです。

DX×職人技の“ハイブリッド品質管理”

三谷製作所の工場では、生産管理システム「TECHS-BK」と、生産スケジューラ「Seiryu(セイリュウ)」を活用し、日々変化する受注や納期変更に対応しています。TECHS-BKで現場からリアルタイムに実績が上がり、Seiryuがそのデータをもとにガントチャートで工程や負荷を見える化してくれます。工場には横に長い湾曲モニターを設置しており、その画面に今日の工程や各機械の予定が一覧で表示されます。見学に来られたお客様から「こんなモニター初めて見た」「ここまで管理しているとは思わなかった」と驚かれることも少なくありません。それはまさに狙い通りで、「職人的な仕事をしている会社だが、管理はしっかりデジタルでやっている」という印象を持っていただければと思っています。

ただし、DXはあくまで道具です。長尺シャフトや大型部品の加工は、完全自動化やロボットだけで完結できる世界ではありません。最終的な品質を決めるのは、切削の音や振動から異常を察知し、材質の癖を読み、条件を微調整していく職人の技術です。三谷製作所は、「人の手で支える精度」と「システムで支える管理」を組み合わせることで、高精度なものづくりを実現するハイブリッドな工場を目指しています。

困りごとに寄り添う対応スタンス

三谷製作所には、全国から「どこに頼めばいいかわからない」「何社にも断られてしまった」といったご相談が届きます。図面はあるが加工先が見つからない、大型すぎて受けてもらえない、いつもお願いしていた加工先が廃業してしまった、といったケースも少なくありません。昔のように、夜通しの残業でとにかく無理を通す、という働き方はできませんし、してはいけない時代です。それでも、困っているお客様にはなるべく力になりたいという思いがあります。現在の生産状況や工程を踏まえながら、何ができるか、どこまでならお手伝いできるかを一緒に考え、可能な範囲で調整していくことを大切にしています。「短納期OK」と大きくうたうことはしませんが、「困っているときに相談できる会社」でありたい。そんなスタンスで、一つひとつのご相談に向き合っています。

尾道発・わくわくものづくりカンパニー

三谷製作所は、「mitanidese1kai.」という言葉を大切にしています。三谷に任せて「正解」だったと言っていただけるように。世界一を目指す「1」の気持ちを忘れないように。そして、先代である三谷誠一への敬意を込めて。この一言の中に、いくつもの想いが込められています。もうひとつ、自分たちを表す言葉として「わくわくものづくりCOMPANY」というフレーズを使っています。私たちは、ただ安定した仕事だけを求めているわけではありません。他社で断られた難しい案件や、一筋縄ではいかない仕事にこそ、ものづくりの面白さが詰まっていると考えています。そうした仕事に挑戦できることが、私たち自身の“わくわく”につながります。

尾道という街には、ものづくりの歴史や、人のあたたかさ、海や島々の美しい景色といった、たくさんの魅力があります。三谷製作所は、尾道から「わくわくするものづくり」を発信し、この街をもっと素敵な場所にしていきたいと考えています。100年続いてきた会社として、これからの100年も、技術と人と地域を大切にしながら歩み続けていきます。