安全・健康・BCP
三谷製作所にとっての「安全・健康・BCP」とは
三谷製作所の現場では、長尺シャフトや重量物を扱うため、安全と健康は品質と同じくらい重要なテーマです。
怪我や体調不良があれば、いくら技術や設備があっても良いものづくりは続けられません。
さらに、災害や感染症などの有事の際でも、お客様との約束をできる限り守れるよう、事業継続(BCP)も含めて体制づくりを進めています。
大型設備を扱う現場の安全対策
基本方針と安全最優先の考え方
「安全はすべてに優先する」という考え方を、会社の基本方針として掲げています。納期や生産性よりも、まずは一人ひとりの命と健康を守ること。危険をゼロにすることは難しくても、ルールと仕組みでリスクを限りなく小さくすることを目指しています。
安全教育・作業ルールの徹底
新入社員の段階から、安全に関する教育を重点的に行い、現場OJTの中でも繰り返し指導しています。クレーン・玉掛けなど資格が必要な作業は、教育・資格取得・経験を経てから段階的に任せる仕組みです。ヒヤリハットや小さなトラブルも共有し、同じことを繰り返さないよう、現場全体で学び合う文化づくりに取り組んでいます。
設備・保護具によるリスク低減
ヘルメット・安全靴・保護メガネなどの保護具はもちろん、非常停止スイッチや安全カバーなど設備側の安全対策も整備しています。長尺物や重量物の取り回しについては、クレーンや治具を活用し、「人の力に頼りすぎない」運搬・段取りを心がけています。作業者個人の注意だけに頼らず、設備・道具・レイアウトで危険を減らすことを大切にしています。
安全衛生委員会と職場環境の取り組み
安全衛生委員会の役割
社内には、安全衛生委員会を設置し、現場メンバー・管理者・総務などが定期的に集まって職場環境を点検しています。委員会では、事故やヒヤリハットの共有、設備・動線の見直し、改善提案の検討などを行い、具体的な対策につなげています。「誰か一人が頑張る」のではなく、組織として安全を守る仕組みを育てていく場となっています。
受動喫煙対策・5S活動
受動喫煙対策として、屋外に喫煙スペースを設置し、作業場との分煙を徹底しています。また、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの「5S」活動にも力を入れ、「必要なものがすぐ取り出せる」「足元が乱雑でない」職場づくりを進めています。片付いた現場は、安全で品質も高いという考えのもと、日々の小さな取り組みを積み重ねています。
「健康経営優良法人2022」に認定されました
この度、株式会社三谷製作所は、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2022(中小規模法人部門)」に認定されました。健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実線している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。第6回となる今回、「大規模法人部門」に2,299法人(上位法人には「ホワイト500」の冠を付加、「中小規模法人部門」に12,555法人(上位法人には「ブライト500」の冠を付加)が認定されました。株式会社三谷製作所は、これからも様々な取り組みを通じ、社員一人ひとりがココロもカラダも健康で、充実した日々を送れるよう、社員の健康維持・増進を積極的に支援してまいります。
働きやすさと安全を両立する仕組み
働き方・制度と安全・健康
安全・健康を守るためには、無理な働き方をしないことも大切です。残業時間の管理や有給休暇取得の推進、育児時短勤務(お子さんが小学生の場合も対象)などを通じて、ライフステージに応じた働き方を支援しています。心身に余裕があることが、安全で良い仕事につながるという考えのもと、制度面も少しずつ整えてきました。
女性を含む多様な人材が安心して働ける現場へ
大型で危険を伴う現場だからこそ、「力仕事は周りでフォローする」「一人で抱えさせない」ことを意識しています。現場で活躍する女性オペレーターや、DXを進める女性事務スタッフなど、多様な人材が安心して働ける環境づくりを進めています。安全面を前提にしながら、ものづくりが好きな人が性別や経験に関わらず挑戦できる現場を目指しています。
BCP(事業継続計画)の考え方
BCPの基本方針
災害・事故・感染症など、万が一の事態が起きたときに、どこまで事業を継続できるかは、お客様との信頼にも関わる重要なテーマです。三谷製作所では、まずは社員とその家族の安全確保を最優先とし、そのうえで「どのような形で生産を続けていけるか」を検討する方針をとっています。平時から“もしものとき”を想定して備えておくことが、BCPの出発点だと考えています。
拠点の特性とリスク対策
尾道流通団地工場は、山を削って造成された堅固な地盤に建てられており、長尺・大物加工に適した安定した環境を持っています。一方で、地震・豪雨・台風など地域特有のリスクもあるため、設備レイアウトや避難導線、非常時の連絡体制などを意識した職場づくりを行っています。今後も、拠点ごとの特性を踏まえたリスク評価と対策を進めていきます。
データ・システム面でのBCP
生産管理システムとデータバックアップ
生産管理DXで活用しているTECHS-BKやSeiryuのデータは、三谷製作所の“頭脳”とも言える大切な資産です。そのため、定期的なバックアップや、万が一の障害時にも復旧できる仕組みを整え、データの保全に努めています。紙に頼っていた頃と比べて、「情報が失われない」体制を少しずつ強化しています。
外注ネットワークとの連携による復旧力
自社設備だけでなく、企業集積ネットワークのパートナー企業と連携していることも、BCPの一つの柱です。一部の設備や工程が止まってしまった場合でも、協力企業と相談しながら代替手段を検討できる可能性があります。有事の際には、「三谷製作所だけ」ではなく「ネットワーク全体」でどう乗り切るかを考えられる体制を目指しています。
これから取り組んでいきたい安全・健康・BCP
安全・健康・BCPの取り組みには、終わりはありません。
不安全行動やヒヤリハットの“見える化”、健康経営のさらなるステップアップ、BCP訓練の実施など、これから強化したいテーマも多くあります。
「人がいて初めて成り立つ仕事だからこそ、人を守る仕組みを磨き続ける」。
三谷製作所は、この考え方を大切にしながら、安全・健康・BCPの取り組みを一歩ずつ前に進めていきます。